アグレミーナ浜松は、2カ月半ぶりのホームゲームを白星で飾れなかった。首位のしながわシティに2-6で完敗。第3節のアウェー戦(1●5)に続き、強豪に屈した。今季は2勝2分け4敗で6チーム中5位。2018-19年シーズン以来の1部復帰を目指しているが、苦しい戦いが続いている。

放ったシュートは計42本。相手の19本を大きく上回った。しかし、枠外が多く、相手守備にも阻まれ、2得点にとどまった。鷲北一輝主将(29)は、敵陣での最後の1対1で体を張りきれなかったことを敗因の1つに挙げた。「その差がそのまま得点差になった。全員がやりきらないといけない」と唇をかんだ。

一方で収穫もあった。今季から指導する高橋優介監督(41)は、選手らの戦う姿勢に、今まで以上の気迫を感じた。「特に点差の広がった後半は良かったので、連続得点に結びついた」と振り返った。石川県七尾市で共同開催される次節(来月17日)では、3位の広島エフ・ドゥと対する。指揮官は「粘り強さやゴールの意欲をもっと高めて臨みたい」と、3週間後を見据えた。【倉橋徹也】