柏レイソルとベガルタ仙台は1-1の引き分けに終わった。前半10分に失点も、後半33分に、7月3日の横浜F・マリノス戦で負傷交代して以来、10試合ぶりの先発に起用されたMF神谷優太がペナルティーアーク付近から左足を振り抜き同点に追いついた。柏は降格圏の仙台から勝ち点3は奪えなかったが、降格圏からさらに遠ざかる勝ち点1を積み上げた。ネルシーニョ監督の一問一答は以下の通り。

-総括

難しい試合になることは予想していた。リーグ戦のラストスパート。両者にとって大事なゲームだった。前半、集中力が切れたところで失点した。ここ数試合、ああいった形での失点が続いていた。あの時間帯の失点で相手が勢いづいたが、我々はあきらめずに、落ち着いてゲームを進めていこうと。ピッチの外から声を掛けた。ハーフタイムで2枚替えて、後半は非常にいいテンポでボールを動かせていた。我々が相手陣地でボールを握る展開になったと思う。選手があきらめずに戦ってくれた結果だと思います。引き分けの結果は、求めていたわけではないが、勝ち点1を取れたのは次節につながる試合になったと思う。2週間空きますので、しっかり次節に向けていい準備をしたい。

-神谷選手の同点ゴール。先発の起用と評価は

けがから復帰してガンバ戦で途中で入って、あのゲームで最初のオプションは瀬川だったが、瀬川がけがに見舞われて。途中からいい形で入って得点も決めてくれていた。非常にスピードがあって、仕掛けられて、フィジカルも強くて守備の所も献身的にやれる意味では、今、まさにチームが求めている選手。だから試合に出ている。ただ、この2試合で2得点からも分かるように彼自身、調子がいい。これからも試合に絡んでくると思いますし、出場していく中でまだまだ伸びしろがある選手だと思っています。

-勝ち点3取れれば大きかったが1点でも前進という感触か

我々としては勝ち点3が狙いだったが、たかが勝ち点1、されど勝ち点1。ここで勝ち点1を積めたことが、この先戦いを進めていく上で非常に大きな違いをもたらせてくれると思っています。技術、戦術的なところで言うと、前半は我々がうまくボールを動かせずに、雲行きが怪しい時間帯はあったが、後半に入ってから、我々がしっかりボールを動かして自分たちのテンポで狙い通りのプランを遂行できていたと思う。選手が最後まであきらめずに戦い抜いた結果。今日、取った勝ち点1は価値のある非常に大事な勝ち点1だったと思っています。