横浜FCは15日、FW小川慶治朗(29)が、オーストラリアのウエスタン・シドニー・ワンダラーズFCへ期限付き移籍すると発表した。期間は21年10月16日~22年6月30日まで。圧倒的なスピードと底なしのスタミナが武器の小川は今季、神戸から加入。主に2列目のサイドを任され、リーグ戦には23試合出場1得点。最近は今夏に加入したFWフェリペ・ヴィゼウ、サウロ・ミネイロのブラジル人コンビの台頭もあり、出場機会は減っていた。

小川はクラブを通じて「このたび、ウエスタン・シドニー・ワンダラーズFCへ期限付き移籍することになりました。まず今シーズンはチームも個人も思い描いていたような成績をここまで残せていなくてもどかしい思いでした。シーズン終盤にきてチームも好調になってきており、残留に向けてチームはさらに団結していますし、奇跡の残留ができると信じています。そのような中チームを離れることは本当に難しい決断でした。けれど僕自身がプロサッカー選手になる前からの夢であった海外でプレーするというチャンスをいただき決断しました。僕の夢を理解し、移籍するという決断に対して、背中を押してくださったクラブをはじめ、監督、フロントスタッフには心から感謝しています! サポーターの皆様には、なかなか勝てない中でもいつも最高の後押しをしてもらいすごく感謝しています。残留を信じ、最後まで諦めずに横浜FCのサポートをよろしくお願いします。覚悟を持って、異国の地で必ず成長してきます!」とコメントした。