鹿島アントラーズのMF土居聖真(29)が1日、3日のサンフレッチェ広島戦に向けオンライン取材に応じ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場へ強い思いを口にした。

10月27日の天皇杯準々決勝・川崎フロンターレ戦で完敗し、今季の無冠が確定した。土居は「悔しさであふれたロッカールームだった。実力は見えたと思うので。そこを埋めていくなり、変えていくというところは、おのおの感じるものがあった試合だったと思います」と悔しさをかみしめ「目標はACL出場しかなくなった。そこに向けて選手は前向きの意識は高まっている」と明かした。

昨季は最終節でACLの道が絶たれている。土居は「僕の経験上では残り5試合が大事。来年に向けて変わる5試合だと個人的に思っている。去年だけ言えば、そこで勝ちきれなかったのが今季の流れをつくってしまったのかなというところもある。この5試合はすごく大事になる」と自身の経験を踏まえ、残り5試合の重要性を口にする。

天皇杯は敗れたが、直近のリーグ戦ではFC東京に快勝しており「(東京戦の戦い方を)を継続して、残り5試合やれればいいかなと」と前を向いた。【岩田千代巳】