大分トリニータは2度もリードする試合展開だったが、逆転負けで2連敗となった。特に決定機が多かった前半、大分は追加点を奪えずに後半途中から失速を招いた。降格圏18位のままで残留圏16位の清水エスパルスとは、残り3試合で勝ち点5差という厳しい状況に追い込まれた。片野坂知宏監督(50)との主な一問一答は次の通り。

 

-試合の総括を

片野坂監督 サポーターに最後まで手拍子で力を注いでいただいたが、非常に残念な結果となって悔しい。残留を目標にしている中、ホームの残り2試合は絶対に勝たなくてはならなかった。そのうちのG大阪戦だったが、結果が出なかったことに自分も選手も悔しい思いをしている。この試合が戻ることはもうないので、とにかく切り替えて残り3試合に向けやっていくしかない。

-前半は特に主導権を握れた

片野坂監督 2度リードすることもできたし、勝たなくてはならない内容だった。1失点目は前半の自分たちが(ボールを)ロストしたところからやられて、2失点目も攻撃が成立できずにカウンターを受け、3失点目はスペースがある中でPKを与えてしまい、もったいない失点だった。G大阪は質が高く、強度のある選手がいるクラブではあるが、今日の内容からすれば、勝ち点を少しでも積み上げなくてはならなかった。

-残り3試合へ

片野坂監督 切り替えて次の鹿島戦からの残り3試合を勝つしかない。選手とともに、最後までしっかりと戦っていきたい。