2年連続で優勝を逃したホンダFCは、今季最終戦でFC刈谷に3-1で快勝した。20勝7分け5敗の2位で終了。2季ぶりのリーグ王座奪回を果たせなかった。今季から指揮する安部裕之監督(42)は「自分の力不足。ご意見、ご批判は私に」と頭を下げた。「言葉の伝え方や選手交代のタイミングなど、自分の経験が足りなかった」。今季から選手のプロ契約を廃止し、社員選手だけで戦った。それでも昨季の4位を上回る成績を残した。「優勝チャンスがあっただけに悔しい」と唇をかんだ。

試合後のセレモニーでGK楠本祐規主将(28)は、天皇杯優勝とリーグ戦優勝を達成できなかったことを地元ファンに謝った。「優勝して恩返しできず、申し訳ない。来季は多くの勝利と優勝を届けたい」。安部監督も「来年こそ、今季を上回るチームにしていきたい」と強調。「アマチュア最強クラブ」の称号を取り戻すために、再出発する。【倉橋徹也】