今季J1を最下位に終わり、19年シーズン以来、3年ぶりにJ2降格する横浜FCの次期監督に、札幌の四方田修平ヘッドコーチ(48)の就任が濃厚であることが9日、分かった。シーズン途中に、ユース監督から昇格した早川知伸監督(44)は退任。ヘッドコーチに就任する見込み。近日中にも発表される。

クラブは、シーズン終了後に、早川監督と面談を重ね、契約延長のオファーを打診していた。ただ、早川監督が降格に対し、強い責任感を感じていたこともあり、新たな監督候補探しも、並行して着手していた。そこで白羽の矢が立ったのが四方田氏だった。

同氏は元プロサッカー選手ではないが、札幌のアシスタントコーチ、下部組織の監督を歴任。15年途中から当時J2だった札幌のトップチーム監督に就任。17年まで監督を務め、18年からヘッドコーチの座に就いていた。四方田新体制の下、1年でのJ1復帰へ巻き返しを図る。

◆四方田修平(よもだ・しゅうへい)1973年(昭48)3月14日、千葉市生まれ。習志野高、順大を経て筑波大大学院。日本代表スカウティングスタッフとして98年W杯フランス大会初出場に尽力。札幌の監督、ヘッドコーチなど歴任。