静岡県静岡南署は24日までに、過失運転致傷の疑いで、全国高校サッカー選手権に出場する静岡学園でコーチを務める片井拓己容疑者(29)を現行犯逮捕した。

署によると、23日午前9時半ごろ、静岡市駿河区内で乗用車を運転中、男性会社員が運転する軽自動車と出合い頭に衝突。腹部に軽いケガを負わせた。現場の交差点は、片井容疑者側に一時停止の標識があった。署は24日、過失運転致傷容疑と酒気帯び運転容疑で送検した。

静岡学園は、28日開幕の全国高校サッカー選手権に静岡県代表として出場が決まっている。片井容疑者も同校OBで、高校3年時には全国選手権に主力として出場。現在は非常勤講師として公民を教えながら、サッカー部では主に1、2年生が主体となっているCチームを指導していた。

同校の鳴嶋吉彦副校長は「事実関係は確認中だが、事実であるならば大変申し訳ない。ケガをされた方の1日でも早い回復を願っています。事実が確認され次第、迅速に対応したい」とコメントした。