東福岡が完封発進した。公式戦初先発の代役GK戸成晃大（2年）が初戦突破に貢献。アップ中に急きょ、U－17日本代表候補の正GK須田の負傷欠場を伝えられたという。緊張したが「チームメートから戸成ならできると声をかけられ落ち着けた」と集中した。公式戦は「インターハイ予選で残り10分出たぐらい」という。それでも、森重監督が「須田に劣らずシュートストップや反応はいいものがある」と評すパフォーマンスでゴールを死守した。
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悔しさも糧にした。右膝の疲労骨折で約2カ月離脱して、チーム合流は選手権の約1カ月前。福岡大会は間に合わなかったが「全国まで勝ってくれると信じて、間に合うように鍛えた」。懸命のリハビリが報われた。DF段上主将もけがで欠く中、守備陣のピンチを救う大活躍。6大会ぶり4度目の全国制覇へ、31日の2回戦は大津（熊本）との九州対決になる。【菊川光一】
