寅(とら)年生まれで道内にゆかりのある「年男年女」のアスリートが、22年の活躍を誓った。

サッカーJ1コンサドーレ札幌のFW小柏剛(23)は飛躍の1年を予感させるスタートを切る。21日の国際親善試合ウズベキスタン戦(埼玉)に臨む日本代表に初選出された。17日から代表合宿がスタートする。寅年生まれの札幌屈指の快足アタッカーは「日本代表、ワールドカップ(W杯)っていう一番大きな夢を持っていた。達成できるチャンスに感謝して貪欲に目指していきたい」と、A代表デビューを狙う。

ルーキーイヤーの昨季は30試合7得点で、チーム日本人最多得点タイだった。持ち味のスピードを生かして相手DFの裏へ抜け出す動きは精度が高まり「成長できた」と自信を持つ。迎える2年目の課題は「決めきるところ」と、決定力アップを掲げる。ケガによる離脱がなく1年戦い切れれば、チーム得点王はもちろん、リーグでも上位の点取り屋になる可能性は十分にある。