セレッソ大阪の新加入、MF上門知樹(うえじょう・さとき、24)が25日、キャンプ地の宮崎でJ2ファジアーノ岡山から移籍後、初めてオンラインで取材に応じた。

昨季のJ2で41試合13得点の好成績を残し、C大阪に引き抜かれる形でJ1クラブに移籍。14日のチーム始動には体調不良で合流できず、23日からの宮崎合宿で本格的に動きだした。主な一問一答は次の通り。

-C大阪への移籍理由は

上門 僕自身は攻撃の選手で、得点をする仕事をしている。C大阪は攻撃的で興味や魅力を感じていた。タレントがそろって層も厚い。自分の好きな魅力的なサッカーなので、ここでやってみたいと思った。

-小菊監督から期待されているのは

上門 点を取る仕事を任されていると思うし、責任感を持ち、それ以外では守備の部分でハードワークしないといけない。攻守両面でチームに貢献できるようにやっていきたい。

-複数のポジションをこなすが一番の希望は

上門 岡山でもいろいろやったが、自分は2トップの一角でやりたい。持ち味のシュートを評価していただいたので貢献したい。

-自身の名前を読める人は少ないのでは

上門 上も下も読みづらい。初見では読めない。名前を覚えてもらうには活躍するしかない。岡山では「サト」と呼ばれていて、ここでは「ジョー」と呼んでもらえるよう、お願いした。気軽に呼んでくれているのでありがたい。

-まさに「浪速のジョー」

上門 そうなれるように頑張ります。

-かつて所属した琉球、現在のC大阪の大先輩に、播戸竜二さん(元日本代表FW、現Jリーグ特任理事)がおり、琉球では18年に同僚だった

上門 自分の持ち味のシュートは、バン(播戸)さんに言われ続けたのがあったので(上達した)。それがなければ今はない。自信を持ち始めたのは播戸さんのおかげです。

◆上門知樹(うえじょう・さとき)1997年(平9)4月27日、沖縄・うるま市生まれ。沖縄県立与勝高から16年に当時J3の琉球入りし、19年はJ2昇格。20年にJ2岡山に移籍。J2通算121試合34得点。166センチ、61キロ。