セレッソ大阪のDF松田陸(30)が28日、宮崎キャンプ6日目の練習後、オンライン取材に応じ、J2モンテディオ山形から新加入のMF中原輝(ひかる、25)との新コンビに自信を見せた。

C大阪の右は、サイドバックの松田陸と2列目のMF坂元達裕(25)がこの2年間、高度な連係を見せてきた。だが今冬、坂元がベルギー1部オーステンデへ期限付き移籍。その後釜で補強された中原とは、26日の今季初の練習試合・J3テゲバジャーロ宮崎戦でコンビを組んだ。オーバーラップした松田陸と何度も好機を演出した。

松田陸は「輝とは右でやるシーンが多い。サイドで張ったり、中でプレーもできる。タツ(坂元)とは特長が似ている。もうちょっと、輝が戦術の理解を深めて試合回数をこなせば、連係はよくなる。いい関係になるとは思う」と自信を見せた。

本来は同じく新加入のブラジル人、FWジェアン・パトリッキ(24)が右の2列目に入る予定だったが、新規入国の制限で来日のめどが立たない。中原は坂元と同じ左利きでパスの精度が高いアタッカー。MF新井晴樹(23)もポジション争いにおり、小菊昭雄監督(46)が望むライバル関係が構築されている。

2月19日に迎える今季のJ1開幕へ、松田陸は「自分はベテランの域にきたが、(若手に)負けずにチームを引っ張り、1つでも上の順位にいけるように頑張りたい」。昨季12位に低迷したC大阪の右サイドが注目される。