ヴィッセル神戸の日本代表FW大迫勇也(31)はチャンスに絡めず、チームは開幕から3戦未勝利(2分け1敗)でスタートダッシュに失敗した。

神戸にとっては本拠地開幕戦。2万人以下の制限付きでの開催ながら、観衆1万9329人が集まり、会場はギッシリ埋まった。

だが、見せ場は少なく、シュート数は福岡の11に対し神戸は6本。大迫は前半38分にFW武藤のスルーパスをDFの裏で受け、右足で枠外のグラウンダーのシュートを放った1本だけに終わった。

後半12分にはイニエスタからクサビのパスを受けるも、相手DFに囲まれてボールを失った。

今季3戦で無得点。背番号10を付けるエースとして、得点に絡む動きが少ない。三浦監督は「攻撃のところは、それでも(プレスを受けても)こじ開けて点が取れるような準備はしていきたい」と語った。一方で、敵地で勝ち点1を得た福岡の長谷部監督は「上手な(神戸の)選手たちに翻弄(ほんろう)されながら、うまく対応できた試合だった」としてやったりの表情だった。

日本代表として3月にはW杯出場をかけたアジア最終予選2連戦(24日オーストラリア戦、29日ベトナム戦)を控える。神戸だけでなく、日本にとっても、大迫の状態が上向きになることが重要になりそうだ。

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