鹿島の日本代表FW上田綺世(23)が、強烈なミドル弾を決めた。

0-1の後半4分に、ペナルティーアーク付近から右足を振り抜いた。湘南の日本代表GK谷が守るゴール右上に突き刺し今季3点目。「ペナ付近は、遠く感じない。自分のゾーンなので貪欲に打ちに行こうという意識はありました」。チームも逆転勝ちし3連勝を飾った。

抜群の決定力で東京五輪にも出場したが、A代表ではピッチが遠い。昨年11月の最終予選に招集されたが、23人メンバー入りはならなかった。今回も27人の招集で、ベンチ入りへ厳しい競争が待つ。上田は「メンバー外にはメンバー外の理由がある」と現実に目を向け「何ができるかを、練習から見せないかぎり、信頼も得られないし、(メンバーに)入っていけない。トライする側。もぐりこんでいけるように、いい準備をしたい」と強い思いを口にした。