ヴィッセル神戸は29日、新たに就任していた強化責任者の永井秀樹スポーツダイレクター(SD、51)を対象とした、楽天グループの第1回コンプライアンス・ハラスメント教育研修を実施したことを発表した。

今後は日本サッカー協会のサポートプログラムも受ける予定で、継続的に教育研修を徹底していくという。

神戸は19日の時点でクラブワーストを更新するJ1開幕7戦未勝利(4分け3敗)となり、三浦淳寛前監督(47)との契約を解除。さらに強化体制を刷新し、永井氏をSDに招聘(しょうへい)した。

だが、永井氏は昨季途中まで指揮したJ2東京ヴェルディ時代のパワハラが認定され、公認S級コーチライセンスの1年間の資格停止処分を受けたばかり。このタイミングで選手ら現場との接点を持つ要職に就任することに対し、さまざまな意見が集まっていた。

クラブは公式ホームページで、楽天グループとともに「今までも安心・安全に働くことができる職場環境を大切にしており、今後もハラスメントやそれに類する行為が起きないよう、徹底的なモニタリングを行ってまいります」とコメントしている。