ヴィッセル神戸の主将MFアンドレス・イニエスタ(37)は31日、三浦淳寛前監督(47)からリュイス・プラナグマ・ラモス新監督(41)への交代後、初めてオンライン取材に答えた。

クラブワーストを更新するJ1開幕7戦未勝利(4分け3敗)となり、21日に監督交代など体制のてこ入れが行われた。約2週間の中断期間を経て、4月2日の京都サンガ戦(ノエスタ)が暫定指揮を執るリュイス監督の初陣になる。

イニエスタは「早くプレーしたいし、試合が待ち遠しい。リフレッシュした形でチームとして、新たに勝利を目指してピッチに立ちたい。この勝利で自信を持ってこの後、進めていけるようにしたい」と決意を表した。

開幕から7試合で総得点3、総失点は9を数える。イニエスタは「結果を残せないのは、1つの要因だけではない」と前置きしつつ「その中で守備の安定性では昨年と比べて欠ける。攻撃でもチャンスをつくり、ゴールを決めきるところで足りない部分があった。いろんな要素が絡み合い、こういった結果になった」と振り返る。

ただ「最終的にピッチに立つのは選手なので、うまくいくこと、いかないことの一番の責任は自分たちにある」と断言。「変化(監督交代)が起きてしまった今、リュイス監督の考え方を、選手がピッチでうまく表現できるように、しっかり戦いたい」と巻き返しを誓った。

「一番重要なのは自分たちのことを信じて、チームとして自信を取り戻すこと。私は今、トップクラスのチームがここにいると信じて疑わない。結果に反映されるようにしたい」

4月に入ればJ1を3試合戦い、中旬からはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグが集中開催されるタイへ移動し、16日間で6試合の強行日程が待つ。