名古屋グランパスの長谷川健太監督(56)が1日、リーグ再開となるガンバ大阪戦(2日、パナスタ)に向けて闘志を燃やした。

相手は17年まで5シーズン率いた古巣でもあり「勝ち点3を持ち帰りたい」とキッパリ。リーグ戦は1勝2分け1敗の10位で、浮上のきっかけをつかみたい。

「向こうは(GK)東口と(FW)宇佐美が(ケガで)抜けて、宇佐美が出た試合と出ていない試合とでは、味付けをする選手が欠けてしまった」と独特の表現で分析しながらも「ガンバには、それを埋めるだけのタレントが他にもいる」と語った。

「DFラインに韓国代表(新加入のクォン・ギョンウォン)が入って、3バックなら(昌子、三浦含め)3人とも代表クラスになる。中盤にも韓国代表(チュ・セジョン)がいる。攻撃もパトリックを中心にタレントが豊富」

順位は名古屋の10位に対してG大阪は13位だが、総得点(ともに5試合消化)は名古屋が4点でG大阪は7点。「うちなんかよりも得点を取っている。怖い選手がいる」と警戒心を強めた。

G大阪を率いた14年度には3冠を達成し、翌15年度には天皇杯を連覇。

長所も短所も熟知しており、分析力で開幕神戸戦以来の白星をつかむ。