上位争いへ痛い敗戦を喫した。暫定4位マイナビ仙台が、アウェーで5位ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに0-2で敗れ、5位に転落した。

前半に先制され、後半にダメ押しの追加点を許した。突き放されても逆転を目指し、積極的に攻め込んだが、2戦連続完封勝利の相手に追いつけず、アウェー3連敗。首位INAC神戸との勝ち点差は「10」のまま。目標の「初代女王」が遠のいた。

前半36分、相手FWにピッチ中央からドリブル突破でペナルティーエリアに進入され、勢いのまま左足で決められ失点。今季先制された2試合は2敗の仙台は、後半開始に2選手を交代し反撃態勢へ。松田岳夫監督(60)がハーフタイムに「前からのプレスを積極的に」と指示すると同12分、リーグ2位の7ゴールを挙げているFW白木星(あかり、25)がバイタルエリアでGKからボールを奪取し決定機を迎えた。すかさず左足でシュートを放つが、枠を捉えられず。その8分後に追加点を奪われた。

今後、白木ら主力6選手は、4日から福島県で実施される、なでしこジャパン候補トレーニングキャンプに参加。仙台は次節17日、東京・味の素フィールド西が丘で新潟と対戦する。残りは7試合。上位で終わるためにも、2週間を無駄にはしない。