北海道コンサドーレ札幌は10日アウェー名古屋グランパス戦(豊田スタジアム)に臨む。9日は札幌・宮の沢での前日練習を行い、セットプレーなどを確認した。前節6日鳥栖戦は0-5で今季初黒星を喫した。開幕から6分け1敗で7戦未勝利。だが、ペトロビッチ監督(64)はどんと構える。「名古屋戦はいかに自分を信じ、強い気持ちを持って臨んでいけるか、それが非常に重要なゲーム」と、イレブンに戦う心を求めた。

鳥栖戦後、ミーティングを重ねた。指揮官は「こういう状況を助けられるのも、乗り越えていけるのも、自分たち自身しかいない。誰も助けてはくれない。歯を食いしばって頑張っていこう」と呼びかけた。出場停止明けで2試合ぶり復帰が予想されるMF荒野拓馬(28)も「バラバラにならないでチーム一丸となって戦っていく気持ちをみんなで確認した」と話す。弱気にならず、立ち向かう。

大敗の悔しさを晴らせるのは今季初勝利だけ。昨季も2度の大量4失点黒星の次戦では白星をつかんでいる。荒野は「もっと自分たちからアクションを起こしてゲーム展開をつくる」。会場は過去3戦全敗と鬼門だが、勝負を仕掛ける。【保坂果那】

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