鹿島アントラーズMF樋口雄太(25)が、17日の名古屋グランパス戦へ攻めの姿勢を貫く。

15日、鹿嶋市内で調整しオンライン取材に応じた。今季、サガン鳥栖から加入し不動のボランチとして存在感を発揮。両足から繰り出す正確なキックはセットプレーの武器で、ルヴァン杯では5アシスト。現在、チームの公式戦のアシスト王だ。

セットプレーに「中で合わせてくれる選手が多いし、そこがチームのストロング(=強み)。僕は思いきり蹴っているイメージです。狙い通りにボールを蹴れていることが得点につながっている。今後も続けていきたい」と自信を見せた。

チームはリーグ戦の前節横浜F・マリノス戦は完敗したが、13日のルヴァン杯1次リーグのセレッソ大阪戦では快勝。公式戦での連敗がないのも、今季の鹿島の強さをあらわしている。

樋口も「今回もルヴァン杯で勝てて波に乗っていけた。今回もそういう波を生かしていきたい」と話す。

両翼にスピードがある選手のいる名古屋との対戦に「中途半端なミスでカウンターを受ける場面が出てくるかもしれないが、かといって弱気な姿勢で試合に臨んでしまったら、ミスが出てくる。強気の姿勢で臨みたい」とキッパリ。

相手は堅守が持ち味だが「攻撃エリアでどんどん攻めの姿勢、プレーを続けることで得点は生まれる」とし、相手ブロックを破るイメージはできている。【岩田千代巳】