湘南ベルマーレがウクライナへの思いを込めた「ひまわりユニホーム」で戦った。湘南ではロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、人道支援活動「ひまわりプロジェクト」を開始。4月2日のホームゲームから募金活動を行い、ウクライナの国花ひまわりの種を配布してきた。「ひまわりユニホーム」は、黄色地に青色のウクライナ代表ユニホームを連想させ、ひまわりの模様が全体に、背中には子どもたちの絵もプリントされている。

第2次世界大戦では、軍需工場が多かった平塚も甚大な被害を受けた。特にレモンガススタジアム平塚の周辺は、空襲の標的にもなった。通常は恒例となっている7月の「七夕ユニホーム」を前倒しし、1日でも早い戦火終結を願ってこの日の着用となった。

試合は前半に3失点する苦しい展開で、後半に途中出場の大岩一貴(32)のゴールで一矢を報いるのがやっと。それでも平和を願う選手、チームの強い思いは伝わった。七夕まつりがある7月の試合でも着用予定となっている。【野上伸悟】

【詳細スコア】湘南-清水はコチラー>