新潟明訓は後半2分、右MF平井壱弥(2年)が右足で決勝点を奪い、日本文理に1-0で破って決勝進出を決めた。アシストしたFW高井乃海(3年)は独特なリズムのドリブル突破と正確なパスで攻撃をリードした。守備も安定するチームは初戦3回戦から4戦連続無失点。帝京長岡は北越に2度のリードを追いつかれる苦しい展開も、延長前半7分にDF清川郁生(3年)が勝ち越しゴールを決め、4-2で競り勝った。決勝は5日に行われる。

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右サイドの2年生アタッカーが狙い通り? の1発で勝負を決めた。後半2分、新潟明訓はMF中村凌也(3年)が中央を突破すると左に流れた高井にパス。高井はじわじわと相手との距離を縮めながら逆サイドにフワッとしたクロスを送る。と、そこに走り込んだ平井が右足で丁寧に合わせる。相手GKの頭上をゆっくりと越えるシュートはバーに当たり、ゆっくりとゴールイン。「クロスのようなシュートのような(笑い)。ただ、相手が詰めてきていたのでワンタッチは意識した。入って良かった」と笑顔を見せた。

攻撃をけん引したのは左DFからFWにコンバートされた高井だった。今春トップチームに昇格すると、一気に主力の座を勝ち取った。相手の裏を取るようなトリッキーなドリブルに加え、周囲との連係で次々にゴールに迫った。「自分の特長は出せた。次は得点を狙う」。

チームは前回大会の準決勝で敗れた日本文理にリベンジを果たし、帝京長岡が待つ決勝に駒を進めた。平井と高井の2人は「目標は全国に出ることじゃなくて全国で勝つこと。(決勝は)絶対に勝って、『新潟は帝京(長岡)1強じゃない』と示したい」と気合十分に声をそろえた。【小林忠】

○…帝京長岡は2度のリードを追いつかれる苦しい展開も、しぶとく決勝進出をもぎ取った。2-2の延長前半7分、清川がMF広井蘭人(3年)が蹴った右CKのこぼれ球を右足で押し込んだ。「公式戦初ゴール。うれしさより、ホッとした感じ」。延長後半3分にはMF岡村空(3年)がこの日2点目となるダメ押し点を奪った。2-1の後半ロスタイムに左CKから失点。北越に支配される時間も多く、自陣でのプレーが多くなっていた。それでも清川は「この状況を逆に楽しむ雰囲気がチームにはあった。6年ぶりのインターハイ出場に向けて次も絶対に勝ちたい」と話した。