2連覇を狙う名古屋グランパスが、準々決勝(8月3日、10日)進出を決めた。

前半38分、FWマテウスからパスを受けFW酒井が鋭いシュートを放つも、相手GK上福元の好セーブに阻まれる。互いに決定機を生かせない中、後半31分から途中出場のFW斎藤が同ロスタイム1分、DF丸山のパスを右足でたたき込み決勝点を決めた。

1点差を勝ちきった展開に、DF中谷は「監督から無失点で抑えようとは言われていたが、前日の練習で中途半端になっていた。消極的にはならないようにしようという感じだった」と話した。

第1戦(4日)は前半に京都に退場者が出て数的優位となり6-1の大勝だった。稲垣、マテウスがそれぞれ2発を決め、丸山、相馬も加点。絶対的優位な状況の中で、アウェーへと乗り込んだ。

試合前の取材に対応したMF仙頭は「勝って次に進みたい。まずはゼロ(失点)に抑える。全員が同じビジョンを描くことが大事」と話していた。有言実行を果たし、無失点で1-0を勝ちきった。

長谷川健太監督(56)は「サンガは序盤から非常に激しく戦ってきた。その中で、今回0で抑えきったところは非常に大きな手応え。次のラウンドに進めたことは自信になる」と話した。

大会連覇へ、まずは8強進出。勢いに乗り、頂点へと進む。