清水エスパルスは0-1で京都サンガFCに敗れ、2年連続での16強入りを逃した。

前半は攻め手がなく、攻撃に精彩を欠いた。周南公立大との2回戦でハットトリックを達成したFWディサロ燦シルヴァーノ(25)は、背後に抜け出す動きでボールを要求するも、効果的なパスが入らず。FWチアゴ・サンタナ(29)は見せ場もつくれなかった。ゼ・リカルド監督(51)は「天皇杯も大事な大会」と位置付け、勝負に撤するメンバーを送り出した。18日のリーグ福岡戦から、先発の変更はわずか3人。ベストメンバーに近い布陣で挑んだ。

だが、後半も流れは変わらなかった。同13分にゴール前の混戦を押し込まれ、先制点を献上した。指揮官はMF白崎凌兵(29)やFWオ・セフン(23)ら攻撃的選手を入れて打開策を探るも、最後までゴールを奪えなかった。

新監督の初陣となった18日のリーグ福岡戦は、3得点を挙げる快勝。上々の船出となったが、「リカルド体制」2戦目は無得点で初黒星。中3日で控えているアウェーC大阪戦は、真価が問われる一戦になる。【神谷亮磨】