J2首位のアルビレックス新潟は26日にアウェーで2位横浜FCと対戦する。ここまでチーム最多7ゴールを決めているエースFW、谷口海斗(26)は「結果(得点)を残せばチームのためになる。次(横浜FC戦)も含め2巡目の対戦では分析もされるだろうが、プレーの質を上げてそれを上回っていきたい」と力を込める。

今季ここまで全22試合に出場中で、放ったシュート数は46。シュート0は2試合(3月13日秋田戦・4月27日岩手戦)のみと、最前線で相手の脅威となっている。強引さと柔軟さを使い分けながら相手守備陣を惑わし、ラストパスを要求する。ここ数試合はセンターFWの立ち位置にとどまらずにサイドに流れ、得意とするミドルレンジからのシュートも狙っている。「練習から(相手の視界から消えようと)あえてタラ~ッとすることも意識している。バリエーションは増えていますよ」と手応えをにじませる。

間もなく訪れる夏の到来とともに、ゴール量産態勢に入るつもりだ。新潟地方は梅雨入りしているものの雨の日は少なく、練習場がある聖籠町は気温30度に迫る日が続く。「好きな季節。体も絞れている。自分からゴールのにおいを出し、(得点を)積み重ねたい」と熱い日差しも味方に、まずは横浜FCとの上位対決でネットを揺らす。【小林忠】