セレッソ大阪が2日、本拠地ヨドコウ桜スタジアムでのJ1リーグ第19節で、3連覇を狙う川崎フロンターレを迎え入れる。

前回4月2日のアウェーでの対戦は4-1と大勝。前線からの連動した守備がはまり、王者のホーム連続無敗を25試合でストップさせ、J1記録更新を許さなかった。

今回、7位C大阪にとれば上位進出のため、3位川崎Fは首位浮上のために、両軍にとって譲れない一戦になる。

C大阪のカギはMF奥埜博亮(32)が握る。前節清水エスパルス戦で、主将で司令塔のMF清武弘嗣(32)が左足首を負傷し、全治6週間と診断された。当面欠場する清武の役割を、奥埜が中盤でカバーする必要がある。1日にオンラインで取材対応した奥埜は、平常心を強調した。

「周囲を生かしてあげられるようなプレーが僕の持ち味なので、しっかり把握して特長を生かしてあげたい。僕を生かしてもらえるような関係性でもいける。いつも通りプレーできればいい」

小菊昭雄監督(46)も泰然自若だった。

「(1月の宮崎)キャンプから、誰が出ても全員が同じサッカーができる準備をしてきた。明日はしっかりと出せるかどうか。ピンチをチャンスに変えて、高いパフォーマンスで勝利したい」

C大阪が3試合ぶりの勝利を挙げれば、他会場の結果次第で4位に浮上する可能性がある。川崎Fとは8月3、10日のルヴァン杯準々決勝での2連戦も待つだけに、このホームでも結果を出したい。