総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(開催地・非公開)が18日に開幕する。北信越地区代表の新潟医療福祉大(4大会連続6度目)は18日の1回戦で、関西地区第4代表の関西福祉大と対戦する。主将のDF二階堂正哉(4年)は「今年こそ、結果を残さなければならない」と意気込んでいる。

二階堂は対人の強さとカバリング能力に優れたセンターバックで、1年時から主力でプレーする。2年時は右足第5中足骨骨折、左頬骨(きょうこつ)骨折と負傷が続いたが、3年時からは安定したパフォーマンスを発揮する。今年6月の天皇杯2回戦ではJ1鹿島と対戦。1-2で敗れたが体を張った守備でプロチームを苦しめた。

宮城県出身。親元を離れて青森山田中に進学し、2年生から全中2連覇を達成。青森山田高では3年時に冬の全国選手権に全試合フル出場し、日本一獲得に貢献した。次なるターゲットは大学での全国制覇。「声で、プレーで仲間を鼓舞し、チームを1つにまとめたい」と話す。

チームコンセプトは即時奪回と、縦に速いサッカー。攻撃は来季Jリーグ入りが内定しているMFオナイウ情滋(J2仙台)とFW小森飛絢(J2千葉)のコンビが引っ張る。「いい守備から、いい攻撃につなげる。全国で勝つには先に失点しないことが重要。いい選手がそろっているので負ける気は一切ない」と言い切った。

◆第46回総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメント 8月18日から全国の地域大学サッカー連盟より選出された24チームが参加して行われる。北信越枠は1。決勝は9月4日、東京・味の素フィールド西が丘。1回戦~準決勝は会場非公開。