清水エスパルスはホームで悔しいドローに終わった。前半8分、左CKからFWチアゴ・サンタナ(29)がヘディングで先制点。ブラジル人助っ人の2年連続2桁となる節目の1発で先手を取った。その後も粘り強い守備でリードを守っていたが、後半ロスタイムに失点。今季初の3連勝とはならなかったが、勝ち点1を積み上げ、暫定11位に浮上した。

清水のゼ・リカルド監督(51) 厳しいゲームになることは予想していた。引き分けに終わってしまったのは悔しい。ただ、選手は90分間必死に戦ってくれた。相手は上位を争うチーム。手ごわい相手だったので、この結果は妥当だと思う。セットプレーは練習してきた形。今後もセットプレーで結果が変わるゲームもあると思う。そういう意味では重要な得点だった。チームは成長しているが、喜んではいられない。これからもさらにハードワークをして戦っていきたい。

FWサンタナ 得点の場面は昨日練習でやっていた形だった。ゴールを取れているのは自分だけの力ではない。周りの選手のサポートがあってこそなので、みんなに感謝したい。今日は追加点を取れるチャンスがあった。そこを決めきれなかったのが課題。最後に失点して悔しいけれど、勝ち点1を取れたことはプラスに捉えたい。戦い方は悪くないので、これを続けていければ、勝てる試合が増えると思う。細かいところを修正して、次は必ず勝ちたい。