勝敗に影響する審判員の競技規則の適用ミスがあったJ2第8節のモンテディオ山形-ファジアーノ岡山は、31日午後7時からNDソフトスタジアム山形で行われる。ミスがあった0-0の前半11分から再開される。いわゆる誤審による「再試合」はJリーグでは初めてとなる。出場選手や登録メンバーは変更が可能。

4月3日の当該試合では、自陣ゴールに向かうバックパスを手でかき出した山形のGK後藤雅明が得点機会を阻止したとして前半11分に一発退場になったが、警告や退場など「懲戒の罰則は与えられない」とするルールに該当する場面だった。約80分間にわたって1人少ない状態で試合を行った山形は0-1で敗れた。後半終了間際の木村太哉(岡山)の得点記録は後日、取り消された。

現在の山形は勝ち点46で9位。最近4戦負けなし(3勝1分け)だが、27日の大宮戦は新型コロナウイルスの影響で中止。選手、スタッフに複数の陽性者が出たことで、試合実施に必要なGK1人を含む13人以上を確保できなかった。今回の岡山戦もクラモフスキー監督が自宅療養中のため佐藤尽コーチが指揮することが発表されている。

一方の岡山は同54の4位。勝てば同55の仙台を抜いて3位に浮上する。