浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹(32)が、負傷離脱から3試合ぶりにピッチに復帰した。

後半開始とともに、DF宮本に代わって右サイドバック(SB)で出場。攻撃的にも積極的に関与し、チャンスのきっかけをつくった。

それでも、チームは公式戦8試合ぶりの黒星。ドイツに遠征する日本代表メンバー発表は15日だが、「まずは代表よりも浦和の試合。今日みたいな試合をしていたら、全然(だめ)」と自らに厳しく振り返った。

酒井は8月22日のACL準々決勝で負傷。同25日の準決勝に出場したが、その後に右下腿(かたい)三頭筋(右ふくらはぎ)の肉離れと診断されていた。患部の状態については「痛みは全然ない」と日に日に良くなっている様子。この日はトレーニングを積む間もなく実戦復帰となったが、ここからさらに状態を上げていけそうだ。

酒井は日本代表でも不動の右SBとして存在感を見せてきたが、3月のW杯アジア最終予選をケガのため辞退。6月の活動も不在だった。