J1ジュビロ磐田DF森岡陸(23)がプロ入り後初となる「静岡ダービー」出場に意欲を示した。10月1日のアウェー清水エスパルス戦に備え、22日は磐田市内で調整した。下部組織で育った森岡にとって、宿敵清水との一戦は特別な試合。2月の前回対戦ではベンチ入りするも出番はなく、チームも1-2で敗れた。今季残り5試合で現在最下位。次戦も敗戦が許されない状況で「必ず勝ちたい」と闘志を燃やした。

前節C大阪戦は後半途中から出場。チームは2点差を追いつく粘り強さを見せた。森岡は「まだチームは死んでいない」と強調。自身もC大阪戦で、左足のケガから約1カ月半ぶりに復帰。急ピッチでコンディションを上げている。患部の状態は「まだ100%ではない」としながらも、「試合に出ればアドレナリンで何とかなる」。相手も下部組織時代からしのぎを削ってきたライバル。気持ちを前面に出して勝負する。【神谷亮磨】

◆森岡陸(もりおか・りく)1998年(平10)11月20日、岡山県生まれ。小1で磐田市に転居。ジュビロSS磐田から磐田U-18に入り、法大に進学。昨季はJ2で14試合出場1得点。今季はリーグ戦10試合出場。180センチ、71キロ。血液型A。