7位のモンテディオ山形はJ1参入プレーオフ(PO)圏内(3~6位)浮上に向けて、痛すぎる1敗を喫した。13位東京ヴェルディに0-1で敗戦。今季3度目の3連勝を逃した。この試合は雷雨の影響を受け、前半20分43秒で一時中断。1時間27分後、山形のスローインからゲームが再開された。前半は0-0で折り返すも、後半7分、東京Vにショートコーナーを起点に決勝点を奪われた。

黄色のアウェーユニホームを着た山形の選手たちは、膝に手をつき、悔しさをあらわにした。0-1のままタイムアップ。最後までゴールは生まれなかった。先制された直後の後半10分、今季9ゴールのFWデラトーレ(30)、8ゴールのMFチアゴ・アウベス(26)を一気に投入。さらに同22分、MF山田康太(23)、MF樺山諒乃介(20)をピッチに送り込み、攻撃に厚みをもたらした。

この日最大のチャンスは同29分に訪れた。樺山の浮き球パスに、オフサイドラインぎりぎりで抜けだしたデラトーレが、グラウンダーの右クロスをゴール前に供給。最後はチアゴ・アウベスがヒールキックで狙うも、相手DFに阻まれた。

前半は大雨でピッチに多くの水たまりができ、ボールが止まる場面がしばしばあった。ピーター・クラモフスキー監督(43)は「前半はどういった戦いだったかを分析するのが時間の無駄になるぐらい、ピッチが難しく、戦いにくい状況だった。後半は雨もやんで、ピッチもいい状況になったが、セットプレーでの失点で敗れ、残念に思う」と振り返った。次戦は10月1日に首位新潟とホームで対戦する。J1参入PO進出に向けて、今季残り5試合は負けられない戦いが続く。