けがで離脱中のヴィッセル神戸の主将MFアンドレス・イニエスタ(38)が、今後も引き続き、リーグ戦を欠場することが25日、分かった。

J1残留争い真っただ中のリーグ戦も残り5試合。11月5日が最終節となる今季、けがの状況次第では、復帰が間に合わない可能性もありそうだ。

この日、一般公開されたノエビアスタジアム神戸での練習に、イニエスタは終始別メニューで参加。8月下旬と同様、依然として軽いランニングが中心で、強度の高いメニューはこなしていない。吉田孝行監督(45)は「もう少しかかりそう。グラウンドで(本格的な練習が)できていないので」と説明した。

イニエスタは8月6日のセレッソ大阪とのリーグ戦にフル出場後、ルヴァン杯やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の公式戦にも出場していない。今季リーグ戦は、ここまで22試合2得点にとどまっている。

この日の練習後、詰めかけた2585人のサポーターの前でマイクを握ったイニエスタは「残り5試合は、5つの決勝戦があると思っている。先週、チームは(ガンバ大阪との残留争いの直接対決で勝ち)、大きな1歩を踏み出したが、まだまだ前進しないといけない」と決意表明した。

神戸は次節10月1日、アウェーでのアビスパ福岡戦で中断中のリーグ戦が再開する。