2位磐田U-18が、上位対決で勝ち点3を逃した。4位東福岡戦の前半7分にFW船橋京汰(2年)のゴールで先制したが、追加点を奪えない。同30分に同点とされた後、後半にはシュート9本の猛攻を見せたが、ネットを揺らせなかった。1-1で試合終了。勝ち点1を得たが、笑顔を見せるイレブンはいなかった。船橋は「後半のチャンスで決められなかったことは残念。相手のDFは、最後まで足を緩めていなかった」と振り返った。

後半25分には、今月中旬にU-17日本代表の新潟遠征に参加したMF後藤啓介(2年)が途中出場。シュート2本を放ったが、勝ち越しゴールを奪えなかった。前田遼一監督(40)は「後半の攻撃は良かったが、ゴール前での決定力が課題。4連勝している相手の守備陣は、手ごわかった」と苦戦を認めた。

負ければ東福岡に2位を譲り、3位に転落していたが、ドローで2位を死守。次節は来月2日、ホームでC大阪U-18と対する。船橋は「シュートの精度を高める練習をします。次は勝ち点3を取りたい」と力を込めた。【山口昌久】