ヴィッセル神戸吉田孝行監督(45)は11日、2カ月以上も欠場が続く主将MFアンドレス・イニエスタ(38)について、今季中に復帰する見通しを語った。

リーグ戦も残り3試合となり、12日の湘南ベルマーレ戦(ノエスタ)は欠場するが、29日の川崎フロンターレ戦(等々力)、11月5日の最終節横浜Fマリノス戦(ノエスタ)に向けて、指揮官は「もちろん、日々の状況を見てからになる」と前置きした上で「そのあたりには、順調にいけば戻ってくる」と前向きに話した。

イニエスタは8月6日のセレッソ大阪戦でフル出場して以降、公式戦には2カ月以上出ていない。

1度は同18日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、横浜Fマリノス戦でベンチ入りしたものの出番がなく、吉田監督は「まだ、けがの影響でリハビリの段階。ただ、グラウンドでのメニューになっているので、もう少し時間がたてば」と状況を説明した。

クラブ側は、イニエスタの復帰を心待ちにする一方、無理な出場で状態を悪化させることも危惧しており、吉田監督も基本的には同様のスタンスとみられる。

現在4連勝中の12位神戸は12日の試合で、勝ち点2差の13位湘南を下せば、J1残留はほぼ確実になる。