セレッソ大阪は、サンフレッチェ広島にロスタイムに逆転を許し、2大会連続で準優勝に終わった。

後半8分、C大阪は広島DF佐々木のバックパスを高い位置でカットしたFW加藤陸次樹のゴールで先制も、後半34分に守備の要のDFマテイ・ヨニッチがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定で一発退場。ロスタイム9分で2発を浴び、力尽きた。

試合後の小菊昭雄監督は「タイトルを取ること、エンブレムに星を刻むのは簡単なことではないなとあらためて実感しています。昨年同様、私の力のなさで勝たせてあげられなかった。悔しい気持ちでいっぱいです」と心境を語った。

広島とは今季4度目の対戦だった。リーグ戦で2試合、天皇杯とすべて敗れてきたが、4回目の今回は勝利が目前だった。指揮官も「土俵際まで追い詰めることができた。選手の成長を強く感じている」と前を向いた。

そしてサポーターへの思いを問われると「監督に就任してからセレッソのファミリーの皆さんに3つ目の星を届けたい、セレッソの明るい未来をつくりたい、作りたい、その思いだけで必死に戦ってきた。昨年、今回とチャンスがありながらも、星を取れなかったことを申し訳なく思っている」と述べた。

最後は、シルバーコレクターを脱却し、常勝軍団へと変化した川崎フロンターレを例に挙げ「王者川崎もそうであったように、今回の敗戦、チームとしても私も、たくましく成長して必ずリベンジしたいと強い思いでいます」と目標を掲げた。

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