サッカーJ2のいわてグルージャは31日、DFビスマルク(20)が、29日に道路交通法違反(酒気帯び運転)で任意捜査されたことを発表した。同乗者のMF加々美登生(23)も警察による事情聴取を受けた。

クラブは、ビスマルクとは契約解除、加々美に対しては厳重注意の処分を決めた。

クラブが発表した本人たちの証言に基づく内容は以下。

・当該選手2名は、10月28日(金)夜より飲食店にて飲酒を伴う会食

 

・翌朝、アルコールの成分が体内に残ったまま、午前4時前頃、飲食店を出る

 

・自家用車に乗る直前に、両選手が警察官から危険物所持の職務質問を受ける

 

・警察官と別れた後、ビスマルク選手の自家用車の運転席に本人、助手席に加々美選手が乗る

 

・運転代行を呼ぶか迷ったものの、近いから大丈夫だろう、とビスマルク選手の運転で出庫

 

・公道に出てすぐ、同警察官の乗る警察車両が追尾しており停車命令を受け、両選手に対する呼気検査にてビスマルク選手から基準値を超えるアルコールが検知される(加々美選手については基準値未満であった)

 

・盛岡東警察署で事情聴取を受け、午前7時半~8時頃に同署を出る

 

今季監督を務めていた元日本代表の秋田豊氏(52)がクラブを運営する株式会社いわてアスリートクラブの代表取締役オーナー兼代表取締役社長に就任したばかりだった。クラブは「今回の事態を厳粛に受けとめ、所属選手、スタッフの服務規律及びコンプライアンス厳守に関する意識を改めて徹底し、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。