「2022Jリーグアジアチャレンジinタイ」の北海道コンサドーレ札幌-川崎フロンターレ戦が15日、BGスタジアム(タイ)で行われ、3-3の引き分けだった。

前半は札幌がDF中村の先制点、MFスパチョークの2点目で一時リードを奪ったが、川崎FがMF橘田、FW宮城のゴールで追いつき2-2。後半6分、札幌FW小柏が勝ち越し点を決めたが、同19分、途中出場の川崎F・FWマルシーニョが投入直後に同点弾を決めた。

川崎FのMFチャナティップと札幌スパチョークのタイ代表対決が実現した。10月1日の札幌厚別での対戦時には2人とも負傷で欠場したが、この試合はともにキャプテンマークを巻き先発。スパチョークは1ゴール1アシストをマークし、凱旋(がいせん)試合で躍動した。

札幌はボランチが本職のMF荒野が3バック中央を務めるなど、珍しい布陣で臨んでいた。試合後、宮城は「(タイでの)最後の試合、みんな勝って終わりたいっていうのもあった。前半2点取られる厳しい展開だったが、前半で追いつけて、後半逆転しようって中で立ち上がりの失点は課題。それでも追いつけたのは収穫だったが、それでも勝ちきらないといけない」と振り返った。

スパチョークは「お互いに全力で頑張った試合。いい試合だったんじゃないかなと思う。(スタジアムに)たくさん足を運んでくれた皆さんに感謝しかない。今日はいい結果なんじゃないか。来年に向けていい準備できたら」と話した。