浦和レッズは6日、新体制発表記者会見を行った。今季着用するユニホームは、ファーストが赤をメインに肩口に黒が入ったスタイリッシュなデザイン。そして白が採用されることがほとんどだったセカンドは、水色のえり付きとなった。

実は、水色のセカンドユニホームは93、94年シーズンに着用。しかし、両年ともに最下位に沈み、辛い記憶とともに“封印”されてきた色だった。ユニホームを担当するナイキの担当者も会見の中で「これまで触れてはいけない色として扱われていたところもありました」と説明した。

30年もの間「触れられなかった」色をなぜ採用したのか? 隠されたクラブの思いを、同担当者が明かした。「クラブが31年目に入ってさらに進化していく、新しい扉を開いていくという意味で、大胆な決断をされたのがこの色です」。クラブが進化してきた証として、歓喜の記憶に塗り替える-。そんな決意が込められている。

「結果を出せなかった30年前をひっくり返す、ぜひこのユニホームを着て選手の皆さんに躍動してほしい。チャレンジングな水色です」と同担当者。今季のチームの躍進次第では「吉兆の水色」に変わるかもしれない。