エスポラーダ北海道は立川に3-5で敗れ、7勝2分け13敗の12チーム中10位でリーグ戦を終えた。今季からGM兼任の水上玄太(39)は“二刀流”継続の意向を示した。40歳となる来季へ「僕自身節目となる。結果が出なくなったら身を引こうと思うが、誰でもやらせてもらえるポジションでもないと思うので、やりたいと思っている」と話した。

立場が変わり、環境も変わった。これまではパートナー企業に勤め、業後の夕方から練習に参加する日々だったが、今季はチームの編成、クラブのスポンサー営業、試合運営にも携わった。「自分のことよりクラブ優先」と、体のケアに割く時間確保も難しくなった。それでもピッチに立てば、今まで気にしていなかった観客動員をチェックするようになるなど、GM目線も芽生えた。

まだまだ戦力としての自信もある。リーグ戦全22試合に出場し、リーグ14位でチーム内では2番目の11得点を挙げた。40歳での2ケタ得点達成を目標に掲げ、リーグ歴代最多出場記録(433試合)を持つ鉄人は「来季はもっといい順位を」と誓っていた。【保坂果那】

■2年目亀谷啓太、Fリーグ初ゴール

加入2年目の亀谷啓太(23)がFリーグ初ゴール含む2得点を決めた。1-3の後半4分に右足で相手の股を抜きゴールを決めると、同10分には一時同点となる3点目を奪った。札幌白石区役所勤務の公務員Fリーガーは「長かった。こうやって試合に出られるようになったのはここ5試合くらい。来季は毎試合出られるように」と話した。

◆左膝の大ケガから約1年2カ月ぶり復帰の元日本代表GK関口優志(31) 楽しめた。まだまだ足りない部分はあるが今できる精いっぱいの120%のプレーはできた。