J1アルビレックス新潟のFW鈴木孝司(33)がリーグ後半戦白星スタートに導く。今日24日のアウェー柏レイソル戦に向け、23日は聖籠町での最終調整に参加。6季ぶりJ1舞台で戦う新潟は17試合を終えて4勝5分け8敗の勝ち点17で13位。J2で築き上げた攻撃スタイルは随所で示すが、リーグ戦直近5試合は1勝1分け3敗と黒星が先行する。ここから巻き返すには最前線に入るベテランFWの奮起が必要不可欠。したたかさと貪欲さを武器にゴールを迫る。

相手との駆け引きを楽しむように攻撃をけん引する鈴木が、隙を突く。23日の前日練習ではパス回しなど軽めのメニューで汗を流した。リーグ戦5試合ぶり勝利を狙う柏戦に向け「受け身にならず、自分たちから相手に襲いかかる」と力強く言った。

リーグ前半戦を13位で折り返した。開幕4戦は2勝2分けと好調な滑り出しだったが、それ以降は先制を許す展開で黒星を増やした。鈴木はチームの前半戦の戦いぶりを「いろんな部分で良かった点や改善点が見えてきた。ブレてはいないが、おのおの考えていることが統一できずに試合に臨んでいる感じ」と見る。「自分たちのやってきたことを見つめ直し、それを全員で表現することが大切」と話す。

巧みなフリーランでスペースを作り、体を張ったポストプレーで味方の能力を引き出すセンターFW。だが、今季得点は2-1で勝った2月26日の第2節サンフレッチェ広島戦の1得点にとどまる。ベテランストライカーはゴールに飢えている。前線からの守備や攻撃の起点として任されるタスクは多いが「いい意味でわがままになってもいいのかな」と、ここからはゴールに向かう部分によりパワーを注ぐつもりだ。

柏とは今季公式戦1勝1分け1敗の五分。リーグ後半戦初戦でチャンスを確実に仕留めて勝ちきりたい。「やってきたことに加えてアイデアを出せばゴールは取れると思う。相手のベクトルを折るところを意識しながらプレーしたい」と頼もしかった。【小林忠】

○…今季リーグ戦9試合出場で4得点をマークするFW太田修介(27)が23日、チーム練習に部分合流した。多方向に向きを変えるランニングのメニューやボール回しでは軽快な動きを見せた。4月29日FC東京戦を最後にリーグ戦欠場。復帰戦となった5月24日のルヴァン杯アビスパ福岡戦で先発出場したが、前半に相手と接触した際に右足を痛めて途中交代していた。松橋監督は「今日、明日の練習でリバウンドがなければ。順調にいけば週明けから(全体合流は)少しずつ」と慎重な姿勢を示した。