J1アルビレックス新潟のMFシマブク・カズヨシが8月2日の天皇杯4回戦、アウェーでのJ2のFC町田ゼルビア戦(Gスタ)、同5日のリーグ再開初戦の名古屋戦出場に向けて猛アピールしている。29日に24歳になった“夏男”は「ケガから戻って来ることができた。ここから活躍したい」と気合十分だ。

今季公式戦8試合出場も6月下旬の練習中に左足首を痛めた。リハビリ中の心境を「連戦中、サイドの選手が足りなくて迷惑をかけた。『自分がいれば』と苦しかった」と明かしたが、今月中旬から部分的にチーム練習に参加し、25日から完全合流した。20日からの5日間の休養日はオフを返上して自宅近くのプールやクラブハウスで体を動かした。「コンディションは徐々に良くなっている」と定位置をつかみ取りにいく。

J1浦和レッズユースでの同期、FW長倉幹樹(23)がJ2ザスパクサツ群馬から完全移籍で加入した。「表情もプレーもまだ硬い。実は“陽キャ”。そこも引き出していきます(笑い)」。新加入の万能型FWが実力を発揮できるようフォローしていく。「(2人で)早く一緒にピッチに立って活躍したい。自分もアピールしていく」。完全復活に向けてドリブラーのギアが上がった。【小林忠】