川崎フロンターレMF脇坂泰斗主将(28)が22日、敵地で24日にJリーグ開幕戦の湘南ベルマーレ戦を控え、オンラインで取材に応じ、主将として迎える新シーズンへの思いを語った。

第1戦に勝利したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦のホーム第2戦山東戦(20日)で逆転負けし、ショッキングな敗退となった。「本気で目指していたタイトルを1つ逃してしまったのですごく悔しい」としつつ「それを今シーズンの残りの試合やタイトルにぶつけて行かないと意味がない」と切り替えの重要性を強調した。

この日のトレーニングでは積極的に声をかけたといい、雰囲気づくりに努めた。「盛り上げるとか、そういったところは意識してやりました」。

主将として初めて迎えるシーズン。「フロンターレがあるべき姿に戻るために、自分は先頭に立ってやっていきたいなという思いが一番強くて。その中でも1人1人が成長していくのが大事。その中で自分も成長したいなと思っています」と思いを明かした。充実のシーズンを過ごすためにも、開幕戦の勝利は重要になる。「開幕戦が一番大事。そこから波に乗っていくというのはまずリーグ戦を一年間戦う上でキーポイント」。昨季は8位に沈んだ。今季にかける思いは強い。「キャプテンとして引っ張っていきたい」と力を込めた。【佐藤成】