U-23日本代表候補の湘南ベルマーレMF田中聡(21)が、開幕から好調を維持している。

チームのシステム変更に伴い、アンカーから2ボランチの一角にポジションが変わると、前線への飛び出しやより積極的なボール奪取で存在感を発揮。「ボランチになったことで前に出ていきやすい。自分の特徴を出しやすくなった」とうなずいた。目標のパリ五輪メンバー入りへのアピールとなっているが「これが継続できないと呼ばれない」と自覚。冷静に足元を見据え「代表にとらわれすぎず、まずはベルマーレでしっかり活躍して結果出して、選ばれたらいいなぐらいの気持ちで」と引き締めた。開幕川崎F戦はクロスバー直撃のボレーシュートを放ち、第2節の京都戦では先制点。「去年は0で悔しかった。今年はもっと取りたい」と次節9日福岡戦で2戦連発を狙う。