国際親善試合のU-23マリ戦(22日・京都)、同ウクライナ戦(25日・北九州)の臨む同日本代表メンバーに選出された湘南ベルマーレMF田中聡(21)が、17日のホーム浦和レッズ戦に向けて気を引き締めた。

昨年10月のアメリカ遠征以来の代表復帰を果たし、「久しぶりに選んでいただいたので素直にうれしかったですね」と笑顔。その上で「ベルマーレでやっていたことが評価された。変わらず、ベルマーレで活躍したいなと思います」とうなずいた。

従来3-5-2のシステムだったチームが、今季は4-4-2にもチャレンジする中で、ダブルボランチ、アンカーをこなし、すでに得点を奪うなど選手としての幅を広げている。プレーの引き出しが増え、適応力も上がっていると実感しているという。「アンカーの方が負担は大きいなというのは個人的には思いましたけど、役割が増えた分、成長できますし、自分が真ん中でどういうプレーをするかだったり、自分次第で試合が変わるメンタルでやっています」と責任感も増した。

17日の浦和戦後には、しばらくチームを離れる。ホーム初勝利を置き土産にしたい。「やはり勝って(代表に)いきたい。チームの内容も個人的にも良いパフォーマンスをして、代表があるからではなく、試合に勝ちたいです」と必勝を誓った。【佐藤成】