ヴィッセル神戸は18日、翌日の鹿島アントラーズ戦(カシマ)に向けて神戸市内のいぶきの森球技場で調整した。

首位に立つ神戸は、ここまでリーグ最少の10失点。今季も安定した守備で勝ち点を積み上げている。

その中で守備陣で好パフォーマンスを見せているDFマテウス・トゥーレル(25)は鹿島戦を前に「調子の良い相手でタフな試合になると思うが、僕らも良い調子を続けるために、すべてを出し切って勝たないといけない」と22年以来の5連勝に向けて意気込んだ。

トゥーレルは今季、累積警告で出場停止だった第12節アルビレックス新潟戦をのぞく13試合に先発出場。ここまで4枚受けているイエローカードの多さは本人も気にしているようだが、鋭い読みとパワフルな対人プレーでチームを支えている。

トゥーレルの対人の強さと守備範囲の広さを頼りにする吉田孝行監督(47)は「本当にいるといないでは違う。今失点が少ないのはチーム全体の守備もあるが、彼の存在もかなり大きい」と評価。25歳のブラジル人も「全選手が献身性を持ってチームの規律を尊重して、まずチームのためにと最初から最後までやれている。それをやりながら士気を上げていくこともできる」と手応えを得ており、充実した時間を過ごしている。

鹿島戦でも神戸がやることは大きく変わらない。まずは自分たちがやるべきことをやれるかどうか。好調同士の一戦に向けて背番号3は「しっかり勝ちを積み上げるためにも、自分たちのDNAである、前に積極的にプレーすること、献身性を出して勝ち点3を取って帰ってきたい」。落ち着いた口調でそう語り、静かに闘志を燃やした。【永田淳】