タレントで格闘家のボビー・オロゴン(42)の弟アンディ・オロゴン(25)が、代理人デビュー?

 格闘家アンディが、地元の後輩でU-19(19歳以下)ナイジェリア代表MFアディグン・アデバヨ(17)を柏に紹介し、25日から同クラブの練習に参加させた。1週間テストを受ける予定で、合格すれば来年1月から登録される。アンディは「子供の時から一緒にサッカーをして遊んだ。僕の弟みたいなもの。ライオンより足が速いよ」と、大げさにアピールした。

 「兄」を頼って来日したアデバヨは、父オレブミさんがナイジェリア代表DFのサラブレッド。北京五輪で準優勝した同国代表に昨年、2階級を飛び越えて合宿に参加するほどの実力者だ。現在はU-19代表で、同国リーグの3SCと契約を結んでいる。「ボビーやアンディのように日本でスターになるより、Jリーグの速いサッカーに挑戦したいからきた」とまじめに話した。

 この日はチーム練習に参加し、ミニゲームなど、約1時間半のメニューをこなした。石崎監督からは「1日みただけじゃ評価しにくいけれど、身体能力が高そうだし、プレーが丁寧だね。頭も良さそうで、将来性を感じる」と高評価を得た。強化担当者の1人からも「スピードもジャンプ力もあるし、持っている能力は高い。若いから言葉も速く覚えると思う」と太鼓判が押された。

 「僕の持ち味は右足の正確なフィードです。日本でやりたい」。ボビーとアンディの「弟」が、持ち味の展開力をアピールし、日本で成功を収める。【盧載鎭】