A型インフルエンザに感染していたコンサドーレ札幌のFW中山元気(28)が21日、完治してチーム練習に本格合流した。14日に感染が判明してから1週間ぶりの復帰ながら、早くも23日のアウェー岡山戦(午後7時、岡山)出場へ意欲を見せた。

 元気が元気な姿を見せた。この日はミニゲームなど激しい接触プレーにも加わり、自慢の身体能力を発揮した。中山本人は薬が効き、感染判明の翌15日に体調が回復したが、家族にも感染者が出たため看病も兼ねながら自主的にランニングなどを続け、コンディション維持に努めてきた。それだけに「きついトレーニングでもしっかり動けた。次の岡山戦も問題ない」といきなりの戦列復帰を見据えた。

 「離脱前まで、いいイメージがつかめていた。あの感覚を取り戻したい」。今季は8月22日の鳥栖戦(3△3)で1得点を挙げ広島時代からのプロ18戦連続不敗伝説を継続している。石崎監督も「1点で満足なのか!」とハッパをかけ、2度目の元気弾を期待していた。