磐田は20日、磐田市内で、鹿島戦に向け調整を行った。左サイドバックとして先発起用が予想されるDF宮崎智彦(26)は、次戦でJ1通算50試合出場を達成する。今季、鹿島から完全移籍加入し、古巣相手にメモリアルを迎えるチャンスだ。

 宮崎は積み重ねた50試合について「長かったようで短かったかな。でも、まだまだ通過点。もっと試合に出場して、もっとみんなに知ってもらえる選手になれれば」。さらに「古巣相手は縁があるのかなと思う。この偶然を、勝利という形で終われれば」と意欲を見せた。

 鹿島は現在、アウェーで7連敗中。前節は甲府に0-3で敗れており、当然、攻守で立て直しを図って乗り込んでくる。FWダビ(29)大迫勇也(23)は要注意で、宮崎は「個人で打開できる選手が多い。1人1人が守備を徹底して、必死に、仲間を助ける思いを持って最後まで集中することが大事」と話す。DF駒野友一(32)FW前田遼一(31)らベテランの呼び掛けで全選手が集まる食事会も開催された。チームのまとまりは強固で「今季はまだ連勝がない。まずは勝利」と勝ち点3を誓った。【岩田千代巳】