“新拠点”を手に入れたJ3盛岡が、さらなるレベルアップを目指す。チームは2日、つなぎ多目的運動場(盛岡市)で盛岡商と練習試合(35分×3本)を行い、15-1で圧勝した。鳴尾直軌監督(39)は「ベストな組み合わせを探したい」と3本でほぼ全選手を起用してチェック。6日ホーム町田戦での首位決戦へ向け「チャンスを生かして勝てるよう準備したい」と話した。

 目の前に雄大な岩手山の姿が眺められる市の施設、つなぎ多目的運動場は前日1日にオープンしたばかり。人工芝のサッカーコート1面の広さを持ち、選手寮からも自転車で10分の距離。盛岡では今後、新たな練習拠点として使用していく予定だ。MF松田は「これまで環境面で苦労してきたのでありがたい。グラウンドもきれいだし、なにより景色が最高です」と満足そうに話していた。